今日でライナが旅立ってから1週間が経とうとしています。
この1週間、心の一部が捥ぎ取られたような感覚でした。
何処へ行っても、何をしても、何を見ても、何を聞いても
彼女のことを思い出し、今更ながらに彼女にどんなに寄り
すがって生きてきたかを感じました。
ライナが旅立った朝、私は主人が「ライナ?ライナ!!」と
叫ぶ声で目が覚めました。ライナが旅立った直後に何かを
感じた主人が飛び起きたのです。私はといえば、呆然とした
まま何が起こったのか直ぐに理解できませんでした。
明け方にウンチをしたよね?何度か頭の位置を変えたよね?
お水を飲んだよね?いつものように起きるんだよね、ライナ?
でも、ライナは主人に抱かれたまま目を覚ましませんでした。
どうして寝てしまったのか、いつもより呼吸が苦しそうだった
のに、助けを求めていただろうに、パタパタと動く細い脚を
横目で見ながら私は寝てしまいました。そして主人の声で
目が覚めたのです。悔しかった、どうしてあのままライナを
看てあげられなかったのだろうかと。苦しくて、怖くて、
寂しい思いのままライナは旅立っていったのではないかと。
それからその日は何をしたのか…、あぁ、お通夜の準備をしないと
いけないなとか、花を買いに行かないととか、朦朧としながらも
身体を動かしていたと思います。お昼前に兄と甥が駆けつけてくれ、
夜には姉と甥がライナにお別れに来てくれました。
ライナは鼻腔内腫瘍が脳に達し、先月半ばには全身痙攣の発作
が始まりました。ひどい時には2時間に1回ほど痙攣が起こりました。
母にライナを早く迎えにきてあげてと願った日もありました。
ライナがいったい何をしたのだろう、どうしてこんなに苦しめる
のだろうと病魔を呪う日々でした。
ライナは深大寺動物霊園で火葬しました。主人の友人も駆けつけて
くれ、3人で植物園を散策しながらライナを待ちました。夜中中
降った雨は朝方にはすっかり上がり、とても綺麗な空でした。
ライナを連れて家に戻り少し落ち着いた頃、電話が鳴りました。
Happy Labsからでした。「これからシンバを連れて行きます」と。
ライナが旅立った日の夜、本当ならライナの弟になるシンバ君が
Happy Labsから来ることになっていました。ライナの病気が判る前、
8月にライナに兄弟をと里親登録をし、紹介してもらった8歳になる
ゴールデンの男の子です。前の飼い主さんが急逝されHappy Labsで
保護されていました。8月末にライナを連れてオフ会に参加し、
シンバ君とお見合いをしました。私はシンバ君に一目ぼれし、この子
を是非ライナの弟に迎え入れたいと思いました。9月に入り、シンバ君
のお迎えの日取りを決めている最中にライナの病気が判りました。
一旦はシンバ君のことは諦めようと思っていました。しかし、おじい
ちゃんと全盲の猫と暮らしていた心優しい子であることを知り、この子
なら病気のライナと暮らしいけるであろうし、何よりシンバ君のお世話
をしたいと強く思っていた私達は迎え入れを少し延ばしてもらうこと
にしました。そしてシンバ君を先週の土曜日にお迎えすることにしたの
です。ライナには弟ができるからねと伝えていました。でも、まさか
シンバ君が我が家に来るその日の朝に旅立ってしまうとは・・・
その時は思いもしませんでしたが、後になって何か運命的なものを
感じました。ライナにはわかっていたのでしょうか、わかっていて
その日の朝に旅立ったのでしょうか。姉が、私が悲しまないようにと
ライナがシンバ君を送り届けたのかも知れないねと言っていました。
シンバ君はライナが旅立った翌日の夜、我が家にやってきました。
先日、ベッドに顔を埋めて泣いていた私は肩をポンポンと叩かれました。
ビックリして顔を上げるとシンバが心配そうに私を見ていました。
「あぁ、シンバ、ごめん、ごめん」と言うと、シンバはニコッと笑いました。
シンバには精一杯の愛情を注ぎ、我が家の子として大事にしていきたい
と思っています。Happy Labsの方には大変感謝しています。
今までライナを応援してくださり、暖かいお言葉をくださった皆さん、
本当にありがとうございました。ライナからもお礼申し上げます。

皆さん、ありがとう!